キリスト教においては、イエス・キリストがワインを指して自分の血の象徴であるとしたことから、ワインは聖餐式において信者とキリストとが精神的に一体となるための媒体として扱われている。ただし教会によっては、アルコール依存症を治療している信者や未成年信者に配慮し、ぶどうジュースあるいは煮沸してアルコールを飛ばしたワインを用いている。聖餐式で用いるワインはカトリックでは白ワインであることが多く、プロテスタントでは赤ワインであることが多い。従って、血の色と似て赤いからワインを用いるという説明は成り立たない。古代においては、冬ごとに刈り込まれて春に芽吹き、秋には再び実をつけるブドウの樹は復活の象徴とみなされていたのである[8]。
ワインツーリズム [編集]
ワインツーリズムとは、欧米では盛んな旅のスタイルの一つである。ワインの産地を回りながら、時には作り手との交流を交え、ワインの造られた郷土の料理やワインを楽しむ。欧米では日帰りや宿泊のプランが用意されており、国や現地の法人が積極的に取り組んでいる。
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ワインに関する事件 [編集]
ジエチレングリコール混入事件
1985年にオーストリアで加工され輸入されたワインに不凍液に使用されるジエチレングリコールが含まれていた。ジエチレングリコールは人体に有害であり死に至るケースもあるが、これをワインに混ぜると高級な甘口ワインのような味をかもし出す。このワインは日本をはじめとした世界各国に輸出され、問題となり一時オーストリアのワインが出荷禁止となるまでの騒動にまで至った。この事件をきっかけにオーストリアではワインに対し厳しい審査が行われるようになった。
名張毒ぶどう酒事件
(→リンク先参照)
マデイラワイン熟成年数誇大広告事件
2002年に株式会社ミレジム(東京都千代田区)がワイン研究者の堀賢一を名誉毀損で東京地裁に提訴した。これは同社が「間違いなく100年以上前のもの」と宣伝し輸入販売していたマデイラワインについて、堀が『ワインの自由』というコラムの中で「海外では同じものが10年ものとして販売されている」と書いたことに端を発する。2004年、東京地裁は「堀氏の記事は真実」「原告はこのワインが19世紀に醸造されたものだと宣伝しているが、根拠がない」と同社の請求を棄却した。